ぱちぱち  

はーるー。


「ん、あ、あーっ!!」
「何だ、どうしたんだよ?」
「た、大変だよう……っ!!」
「だから、何」
「花見行きそびれたよっ!?」
「……あぁ……」

「そりゃ、いきそびれたんじゃなくてさ」
「なぁに?」
「作者が、わすれ……」
「ん?」
「や、なんでもない……」
「??」


僕の学校で麻疹が流行ったんだ。


(電話にて)
「はしかー」
「うん?」
「にー」
「はい」

「かかったーっ!」
「ちょっとまて」


「え、ちょっと、お前、大丈夫なの?」
「んーとねー、熱とかね、頭痛いんだけどね」
「なら、電話してないで寝てろよ」
「だってー」
「何?」
「寝てるの暇だしぃ」

「ガキかお前」


「だって、お見舞い、だめでしょ?」
「や、別に行っても良いけど」
「だめよー、うつるよー」
「……ワクチン打ってるし」
「じゃあ来て?」

「現金だな」


「現金いらないよ、ゼリー欲しい」
「いや、俺はそういう話はしてないぞ」
「マスカットかね、桃のゼリーがいいな」
「だから俺は……」
「でも、一杯買ってくるとケイ兄に怒られちゃうからぁ」
「……わかった、買って行く」
「ほんと? ありがとー」
「(絶対確信犯だ)」


「ん、んー♪」
「どうしたんだ。機嫌が良いな」
「あ、ユキ兄〜」
「何か良いことでもあったか。夢か?」
「違うよー、あたしそんなに現金じゃないよ」
(↑やっぱり確信犯)
ユキ兄=眼鏡の見た目優等生長男です。


「なら、どうしたんだ?」
「うん、お見舞いに来てくれるって」
「……電話したのか」
「うん」
「あの男か」
「そうだよー」
「(殺す)」
「ユキ兄?」
ユキ兄=眼鏡のシスコンです。


「というわけで、ケイ」
「何さ」
「協力を」

「ごめん兄貴、俺はちょっと」
ケイ兄=見た目チャラ男の次男です。


「ケイっ! 我らが妹がどうなってもいいとそう申すのかっ!?」
「落ちつけ」
「あのような鬼畜男にっ!」
「彼はそんな人じゃないと思うけど」
「我が妹を」
「なんかキャラ変わってるよ?」
「ケイの馬鹿っ!」
「だから落ちつけと」
ケイ兄=何だかんだで一番冷静現実主義者。


七夕単発ネタ。


「ささのはさーらさら」
「?」
「おーちーばーにゆーれるー」
「ん?」
「おーほしさまきーらきら」
「うん」
「あーかーしーろ、きーいーろ」
「それは待て」
僕も某友人も、頭の中ではこの歌詞になる。


間違いデンワおまけ。

「んでー」
「ん?」
「さっきの何だったのー?」
「さぁ……間違いデンワじゃないか普通に」
「ふーん?」
「……なんだよ、その疑わしそうな目は」




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